湘南藤沢コン(開催日:2012年2月4日)

2012年2月4日 湘南藤沢コン



<話題の“街コン”に潜入!!

男女の新しい出会いの場として注目されている街コン(町コン、まちコン)は、加盟飲食店を渡り歩きながら、グルメを楽しみつつ気楽に合コンできちゃうイベント。テレビや雑誌でも頻繁に取り上げられているので、気になっていた方も多いのでは? 人が集まれば当然、地域が活性化するということもあり、自治体や商店街が積極的に主宰。全国各地で開催されています。

GiG-BAND 訪問取材

今回訪れたのは、サーファーの街として有名な湘南・藤沢。橋を渡れば江ノ島という好立地にある片瀬すばな通り商店街を中心に開催され、参加者はなんと546名!!(男女比率50:50)。応募総数は1450名を超えた、その名もメガ合コンです。最寄駅の片瀬江ノ島駅を出ると、早速、おしゃれに気合いの入った複数の男女を発見!! よくよく見ると、女性2人同士、男性2人同士でそれぞれ受付会場に向かっている様子……実は、これが湘南藤沢コンのルールその1。

 

GiG-BAND 訪問取材GiG-BAND 訪問取材

 

協賛している飲食店では、ほとんどのお店が4人席テーブルを使用しているので、男女が一緒に盛り上がることを考えると、2人で行動するのがベストなんだそう。ちなみに女性だけのテーブル、男性だけのテーブルができないようにスタッフが誘導してくれる、とのこと。気が効いてますね~♪

GiG-BAND 訪問取材GiG-BAND 訪問取材

受付を済ませ、加盟飲食店マップを手にした参加者は、各飲食店に入るためのパスとなるGiG-BANDを装着。GiG-BANDさえ付けていれば、中華やイタリアンなど加盟15店舗は自由に行き来できますが、最初の1店舗は指定されたお店に行き、30分間、そのお店にいることがルールその2。もちろん話が盛り上がれば最長1時間、同じお店にいることも可能です。

そして14時半、スタッフの音頭で「江ノ島にカンパ~イ!!」。18時半の終了時刻まで、どのお店に行っても食べ放題&飲み放題(イベント限定メニュー)、そして出会いたい放題の4時間がスタートすると、初対面の男女の多くが、まず話を弾ませていたのは“地元トーク”。「どこに住んでるんですか?」、「家近いですね~」、「あのお店行ったことありますか?」といった話ができるのも、地元の街コンに参加する醍醐味!!

30分が立つと「お店を自由に移動できます」とスタッフが声をかけ、早速移動する男女がチラホラ。そのうちの1組(27歳女性・横浜市)に話を聞くと「今回、街コンに参加したのは2回目。良い出会いがあれば嬉しいけど、お店をたくさん回れるのが楽しくて、また参加しちゃいました。これからデザートが有名なお店に行ってみます」。

うら若き乙女が、出会いは二の次と!? たしかに男女ともに、出会いよりもイベントのシステムそのものをゲーム感覚で楽しんでいた姿が印象的で、マップに記されたお店をいくつ制覇できるか、どれだけ美味しい料理が味わえるか、どんな人に出会えるか……まるでロールプレイングゲームの主人公になったかのような気分になれるのかも!?

街コン=「下ゴコロありありな男女の出会い」という私の勝手な概念を打ち砕いてくれた、実行委員:渡邉さんに、街コンについてお話をうかがいました。

 

<街コンで地元に貢献したい>

GiG-BANDスタッフ:渡邉さんは、横浜市を中心にイベントを開催している濱コン事務局の主宰者ですよね。なぜ今回、市外である湘南藤沢で街コンを開催したんですか?

渡邉さん:私が一番最初に開催したのは、昨年6月・横浜市の関内で行われた濱コンなんですが、それ以降、いろんな地域の自治体や市役所、テレビ局にもご依頼いただき、これまでに山梨で梨コン、兵庫で神戸コンなどを開催しているんです。濱コンで編み出したノウハウは、どの地域に行っても生かせますから。そして今回は藤沢市からのご依頼で、片瀬すばな商店街を盛り上げるために街コンを開催しました。この商店街は江ノ島から近くて、良いお店がたくさんあるんですが、観光客の多くは商店街を素通りして江ノ島に直行してしまうのが最大の問題点で。今回、街コンを通して商店街の飲食店を知ってもらい、今度また足を運んでみようと思っていただくキッカケになれたら嬉しいですね。

GiG-BANDスタッフ:そもそも、濱コンをやろうと思った理由は何ですか?

渡邉さん:実は、昨年3月の震災が影響しているんです。震災後って関東でも、花見を開催するかどうかで議論になったり、被災者の方が苦しんでるのに、私たちが楽しむことは良くないんじゃないかという自粛ムードがありましたよね。外食するのも良くないんじゃないか、とか。もちろんその気持ちは大事だけど、現実問題、多くの飲食店の売り上げが落ちて、消費が冷え込んで……。でも、それじゃいつまで経っても景気が回復しないんです。僕としても、年齢的に20代最後の年になって地元に貢献したい気持ちが芽生えていましたから、地元・横浜の活気を取り戻すために、小学校時代の同級生と2人で濱コン事務局を立ち上げました。

GiG-BANDスタッフ:なんという正義感!! とはいえ、最初からうまくいくものなんでしょうか?

渡邉さん:個人の力だけでは無理だったかもしれませんが、僕たちの提案に共感してくださった関内まちづくり振興会と協力して、WEBはもちろん朝日新聞に告知を掲載したおかげで、850名ものご応募をいただいたんですよ。

GiG-BANDスタッフ:やはり自治体も危機感を抱いていたんでしょうか。

渡邉さん:そうですね。関内には区役所や県庁があるので平日は問題ないんですが、休日はどうしても同じ横浜市中区にある横浜中華街や、みなとみらいにお客さんを奪われてしまうんです。関内で街コンを開催することで、参加者に関内の魅力を知っていただけたことはもちろん、その様子をメディアで取り上げていただくことで、関内が盛り上がっている様子を多くの人に知っていただける良い機会になったと思います。

GiG-BANDスタッフ:渡邉さんが主宰されている街コンは、男女の出会いという主旨よりも、地域活性化というプラスの雰囲気が充満してますよね。

渡邉さん:もちろん人が集まる手段として、合コンというスタイルは一番適しています。ただ本気で出会いを求めている人は、お見合いパーティに行ったほうが良いのでは(笑)。参加者の声を聞いても、イベントそのものを楽しみたいと思っている人が多いですから、需要と供給は釣り合っているんじゃないでしょうか。

僕が主宰する濱コンの“コン”は合コンではなく、コンサルティングのコンといってもいいかもしれません。イベントのひとつに街コンがあり、昨年11月には横浜・大さん橋の屋上を貸し切って花火大会をしたり、今年の夏は江ノ島花火大会の有料エリアのなかに濱コン席を作る計画もあるんです。それに、いつか音楽フェスも開催したい。こんな風に地域活性化と考えれば、できることは無限! 今後は横浜市の地域をはじめ、各都市の方に“濱コン”というブランドを利用してもらって、地域活性化に結び付けていただきたいですね。

 

GiG-BANDについて>

GiG-BANDスタッフ:なるほど。熱い想いを聞かせていただき、今後の展開も楽しみになりました。では今回、GiG-BANDを使ってみていかがでしたか?

渡邉さん:以前はシールをパス代わりにしてたんですが、胸元に貼るとすぐにはがれちゃうということでGiG-BANDを使ってみたんですが、冬場は洋服の袖に隠れてしまうので少々見づらいこともありましたね。でもリストバンドってそういうものだから、しょうがないか(笑)。

GiG-BANDスタッフ:なるほど!冬は長袖でリストバンドが確認しづらいこともありますね!こちらは装着方法の工夫などで解消出来る余地がかもしれません。私共でもよりよい対応策を検討したいと思います。今回は取材にご協力いただきましてありがとうございました。

地域の活性化をはかりつつ、出会いの場にもなる素敵なイベント「街コン」。私も次回はぜひお客さんとして参加したいと思います!

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地域活性化大型イベント!湘南藤沢コンのホームページはこちら!
http://fujisawa.machicom.jp/

こちらのイベントで使用したイベント用リストバンド

GiG-BAND 合成紙(印刷有り)

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